【解説】エネルギーの溜まったトップ!アン・ソンジュのスイング連続写真(計12枚)
2014年の賞金女王として、そして結婚後初のシーズンとして迎えた今季は、初優勝が後半戦に入ってからの7月『センチュリー21レディス』と彼女にとって少し遅いシーズン初勝利となったが、日米ツアーの精鋭78名が出場した11月の日米共催競技『TOTOジャパンクラシック』で夢と語っていた米ツアー初勝利。
同大会では生涯獲得賞金7億円突破の最年少記録を更新(147試合目)、さらに日本ツアーは節目の20勝目を達成した(28歳69日は史上5番目の速さ)。
アンのスイングについてプロコーチの辻村明志氏は「非常にゆっくり、高く遠くにバックスイングして、しっかりと右足に体重が乗っている。大きなエネルギーの溜まった深みのあるトップが持ち味ですね」と評する。
「トップからは溜めたエネルギーを“使おうとする”のではなく“使えるように脱力”している。切り返しから右足に乗った体重を左足に戻すことから始まり、左足が流れることなく、低重心・ベタ足のままボールに全体重をかけ、そこから一気にフィニッシュまで振り抜けている。左足が流れないからこそのベタ足は彼女の持ち味。また両ヒジをつねに体の前に保ち、リストワークが非常に上手く使えているため、持ち球であるハイドローボールが打てています(辻村)」