【解説】“不調の少ない”安定感!李知姫のスイング連続写真(計10枚)
開幕2戦目の『プロギアレディス』で久々の優勝を飾った知姫。雨模様となった最終日は先にホールアウトしていた鈴木愛に1打差ビハインドで最終18番に。パーオンしたもののバーディパットは約20m。絶体絶命の状況だったが、土壇場でロングパットを捻じ込みプレーオフに持ち込むと、プレーオフ3ホール目でも9mを沈めて鈴木を振り切った。
6月の『ニチレイレディス』『アース・モンダミンカップ』、そして2週間のツアー中断を挟んでの『サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース』で3試合連続2位フィニッシュ。また終盤の『NOBUTA GROUP マスターズGCレディース』で今季2勝目を挙げると、翌週の日米共催『TOTOジャパンクラシック』では2位に入り、今季は2011年以来の獲得賞金1億円突破を果たした。
2001年からシードを守りづつけ活躍を見せている知姫のスイングは「韓国選手では珍しく、フットワークを大きく使ってくる」ことが特徴だとプロコーチの辻村明志氏は説明する。
「ダウンスイングではクラブの重さ、腕の重さを利用し、手元が低くまで落ちているため重心が低く下半身がしっかり使えます。インパクトゾーンを低重心で動けているため、エネルギーをロスすることなく、ボールに伝えることができるのでショットでの不調が少ない選手といえるでしょう(辻村)」