【解説】女子ツアーNO.1スインガー!テレサ・ルーのスイング連続写真(計10枚)
開幕戦『ダイキンオーキッドレディス』で、2014年最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』からの“ツアー史上2人目の年またぎ連勝”を果たしたテレサ。いまだ誰も達成したことのない“平均ストローク60台”を目標に掲げて挑んだシーズンは5月末の『リゾートトラストレディス』で連覇達成。『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』で今季3勝目を挙げると、さらに国内女子ツアー史上最長となるパサージュ琴海アイランドゴルフクラブで開催されたメジャー3戦目「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」を制し、自身メジャー3冠目。賞金女王レースをひた走ったボミに「テレサが怖い」を言わせる強さを見せ、終盤の『富士通レディース』では完全優勝で5個目のカップを掲げた。
海外メジャーも『全米女子オープン』『全英リコー女子オープン』に出場。全英では最終結果は6位に終わったが、3日目終了時点で首位タイに立つなど活躍を見せた。
今季の平均ストロークは“70.2626”と目標に及ばなかったが(ボミが70.1914で1位、テレサは2位)、プロコーチの辻村明志氏は「国内女子ツアーのベストスインガー」とテレサを評する。
「スイングに力みがなく、常に一定のリズムでボールを打っている印象です。体全身をシャフトのようにしならせ、クラブをムチのように振ってくるので、無駄なくヘッドスピードが出ていますね。また、バックスイングでは下半身と上半身の捻転差をしっかりと作れているため大きな飛距離を生むことができています(辻村)」