シード権を逃したとはいえ、優勝経験のある選手たちもいるこの「ファイナルクォリファイングトーナメント」。その中でトップ通過を果たしたのはレギュラーツアーの出場回数わずかに4回、東北福祉大学出身の沖せいらだった。
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初日から首位を守りトータル6アンダーで逃げ切った沖。初日は“67”でラウンドし、「初日のビッグスコアがききましたね。貯金があったので焦らずプレーできました」。しかし、よもやトップで通過できるとは考えていなかったそうで「どうしましょう。全然実感がわかないです」と苦笑していた。
今季プロテストでは最終まで残ったが最下位の81位でライセンス獲得はならず。その悔しさをまだ「根に持っています」と引きずっており、本当は「贅沢ですがテストに通った上でQTも通りたかった」と口惜しそうに話していた。
プロテストに落ちた悔しさを思わぬところで晴らした沖。「このオフをどう過ごすか、ですね」。まだ合宿等のスケジュールは未定。ほぼすべての試合に出ることができるこのチャンスを活かすため、沖にとってはこれからの約3か月が勝負となる。