また、普段から強いチャリティ精神を持つ申は、優勝副賞の「明治製品10年分」を「恵まれない子供たちや日本人の方に寄付したい」と考えていた。それもあって、「ぜひ勝ちたいと思っていて、自分の夢が叶って本当に嬉しいです」とこの日の勝利を喜んだ。ちなみに申は、2010年に韓国ツアーの試合で優勝した際にも、優勝賞金を寄付。「(ゴルフをする中で)いろいろなものを頂いているので、自分も何かを与えることができたら嬉しいです。これからも続けていきたいです」と話した。
今回の優勝により、申の賞金ランキングは5位に浮上。シーズン後半の戦いでは同じ韓国出身で同世代のアン・ソンジュ、イ・ボミらと賞金女王の座を争うことになる。「今の感覚を維持しながら、まだ優勝したいと思います」。かつて世界のトップに君臨した女王が、日本での女王戴冠に向けて今日、強くアクセルを踏み込んだ。