その原動力となったのはもちろんキャディを務める高のアドバイス。「2オンしたから外してもパーだよ」「打つまでが長くて打つのが早かったよ。ルーティンが一緒だといい流れでいけるよ」。弱気になった時は背中を押し、攻め気が過ぎる時はリラックスさせる。「同じ目線に立って、同じ心で戦ってくれていました」。選手として様々な修羅場を経験してきた高のアドバイスだからこそ、初優勝を目指す西山にとってはすべてが貴重な金言だった。
「自分を信じて頑張ります。なんでもかんでも攻めるのではなく、自分のゴルフをしていけたら。自分のプレーと高さんに教えてもらいながらやって、初優勝できれば最高です」。今季初日に首位発進を決めた「Tポイントレディス」では2日目に崩れて5位タイに終わった西山だが、心強い助っ人共に今度こそ悲願の初優勝をもぎ取りにいく。