昨季はルーキーイヤーながら国内女子下部のステップ・アップ・ツアーで史上最多となる5勝を飾り賞金女王に輝いた櫻井心那。ブラック&ホワイトが展開するゴルフウェアブランド「and per se」(アンパスィ)とウェア契約を結び、装い新たに、プロ2年目のシーズンを送っている。
アンパスィはラテン語で“&”を意味する“& per se and”が語源。女子プロでは松田鈴英、鶴岡果恋、金澤志奈と、男子プロでは2018、19年と2年連続賞金王に輝いた今平周吾と契約を結んでいる。
櫻井はウェア契約を結んだことについて「お三方(松田、鶴岡、金澤)の“おしゃれでかわいい”っていうイメージが強いですが、わたしがそういうイメージではないので(笑)」と19歳らしい初々しさで恐縮しきり。それでも「わたしが着るアンパスィはまた違った雰囲気を出せるのかなと。上品なイメージで、憧れを抱いていたブランドなので、とてもうれしく思っています」と笑顔でウェアに袖を通した。
実際にコーディネートを組んでウェアを着用してみれば、「可愛い」が止まらない。着替えるたびにアンパスィの人気キャラクター『アンパンジー』のワンポイント柄を探してみたり、ひとつひとつのデザインを凝視。これまでは「スカート派」だったというが、「パンツに伸縮性があって動きやすい」とパンツスタイルにも興味津々だ。
「着ていてテンションが上がる」という新ウェア。さらに色あざやかなデザインが多くあることもポイントに挙げ、「(スコアを)崩しちゃって下を見ても、ウェアが可愛くて明るい色だったら、ポジティブになれる。服の色とか雰囲気とか大事です」と、櫻井のプレーを後押しすることにもなりそうだ。
今季の目標は「レギュラーツアーで初優勝すること」。昨季はステップが主戦場だったが、ステップ賞金ランキング1位になったことで今季レギュラーツアー前半戦の出場権を得た。そして開幕戦、第2戦目は惜しくも予選落ちを喫したが、「Tポイント×ENEOSゴルフトーナメント」では今季初の予選通過で29位フィニッシュ。そこから3戦連続で決勝ラウンドに進んでいる。さらなる飛躍、そして櫻井らしいこだわりのコーディネートに注目していきたい。