9月27日は、上田桃子をはじめ松森彩夏や吉田優利などを教えるプロコーチ・辻村明志の誕生日。1975年生まれで、きょうで47歳。プロゴルファーの辻村明須香は実妹で、ツアー会場での愛称は、「おにぃ」や「辻にぃ」。

TEAM辻村集合！みんなで恵方巻をかぶりつく【写真】

福岡県田川市出身。千葉の東京学館浦安高等学校時代に「関東ジュニア」や「関東高校選手権」で優勝。日大進学後は、「関東学生選手権」優勝、「朝日杯争奪日本学生選手権」2位などの成績を残し、2000年にプロ転向。01年9月にチャレンジツアーの「アイフルチャレンジカップ・オータム」で2位に入り、同年はアジアンツアーのQTを3位で突破。翌年は同ツアーにフル参戦した。

その後、江連忠ゴルフアカデミーのインストラクターを経て、11年ごろからコーチに転身。13年女子ツアーのシーズン最終戦で上田桃子のバッグを担ぎ3位タイフィニッシュ。これが調子を崩していた上田が復活するきっかけになり、14年から上田桃子の専属コーチとなった。

現役時代の王貞治選手の一本足打法を作り上げた故・荒川博氏に師事し、ゴルフの指導に荒川理論を取り入れている。16年5月にはじめて荒川氏と出会い、「最初に言われた言葉が『ボールが高かろうが低かろうがクラブの振り下ろし方は一緒だろ』と。いきなり目からウロコでしたね」と話す。技術論だけではなく精神論も含めて、荒川氏が他界するまで毎週のように指導してもらったという。

17年からは、当時高校生だった小祝さくらを教えるようになり、その後も多くのプロゴルファーやプロを目指す選手を指導している。現在のチーム辻村のメンバーは、キャプテン上田桃子を筆頭に、吉田優利と松森彩夏、「育成選手」に六車日那乃と千田萌花、元日本ハムファイターズの森本稀哲（アマ）とSNSで綴っている。