きょう8月29日は、ツアー1勝の河本結の誕生日。1998年度生まれの“黄金世代”で、きょうで24歳。現在はリランキング26位の資格でツアーに参戦。現在のメルセデスランキングは63位で、50位以内のシード獲得へ向けこれからが踏ん張りどころだ。

河本結の美スイングを新進気鋭のコーチ陣が解説【連続写真】

愛媛県松山市出身。両親の影響でゴルフをはじめ、2013年に「四国女子アマ」や「四国ジュニア」で優勝。アマチュア時代からプロツアーにも出場し、17年の「北海道meijiカップ」では19位タイでベストアマに輝いている。同世代の選手が次々とプロの舞台で活躍する一方で、河本は日本体育大学に進学。17年末のQTでサードに進出しプロ転向。翌18年のプロテストに一発合格を果たした。

18年はステップ・アップ・ツアーを主戦場に戦い、年間4勝をマーク。同ツアーの賞金女王となった。レギュラーツアー本格参戦となった19年は、3月に行われた「アクサレディス」で早々とツアー初優勝。5月〜6月には4戦連続でトップ3入りするなど、常に上位をにぎわせる存在となった。最終日に赤いウェアを着るタイガー・ウッズ（米国）にあこがれ、自身もそれを真似て最終日に赤いリボンを着用することが多い。

19年末の米女子ツアーのQシリーズを突破し、20年からは海を渡ったが、生活環境が合わず、ゴルフ、勝利への熱い思いがなくなっていたことを理由に、21年シーズン途中に米ツアーからの撤退を表明。日本ツアーに復帰すると、2020-21シーズンはメルセデスランキング53位で、今季の前半戦の出場権を確保。今季はここまで、25試合に出場し9試合で予選落ち、トップ10入りは1度と、思うような成績を残せていない。

弟はプロゴルファーの河本力。先週行われた「Sansan KBCオーガスタ」でツアー初優勝を挙げ、史上4組目の男女きょうだいツアー優勝を達成。優勝インタビューでは「あした姉の誕生日なので、いい誕生日プレゼントになったかなと思います」と話した。20年からYouTube“河本結ちゃんねる”を開設し、近状報告やゴルフレッスンなどの動画をアップ。チャンネル登録者は15万人越えと人気を博している。