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田辺ひかりはクラブを短く握り、カウンターバランス効果で飛距離&操作性アップ!【モリモリさんのスイング談義】

田辺ひかりはクラブを短く握り、カウンターバランス効果で飛距離&操作性アップ!【モリモリさんのスイング談義】

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2022年2月18日 12時10分

田辺ひかりはどんなショットでも、グリップを余らせて短く握っている
田辺ひかりはどんなショットでも、グリップを余らせて短く握っている (撮影:岩本芳弘)
19年シーズンはレギュラーツアー5試合の出場ですべて予選落ち、獲得賞金0に終わった田辺ひかりだったが、2020-21年シーズンは、46試合に出場して28試合で予選通過を果たした。そして、メルセデス・ランキング43位、年間獲得賞金42位の成績で、初シードをつかみ取った。田辺のスイングで目を引くのは、ドライバーのフルショットのときでもグリップを余らせて短く握ること。そのメリットについて、堀琴音らを指導する“モリモリさん”こと森守洋氏に解説してもらおう。
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田辺ひかりはインパクト前に左ヒザを伸ばして高速回転!【連続写真】

田辺プロで特徴的なのが、グリップをかなり短く握っている点です。短く握るといえば、男子ツアーで2度賞金王を獲得している今平周吾プロですが、田辺プロのほうが短く握っているようにも見えます。

クラブを短く握るメリットはカウンターバランス効果。手元の重さを上げれば、ヘッドを軽く感じるわけで、「振りやすくなる」、「操作性が上がる」、逆に「ヘッドスピードが上がる」などたくさんメリットがあります。お箸の端っこを持つより、短く握ったほうが扱いやすいことを想像していただくと、わかりやすいでしょう。

短く握ることのデメリットをあえて挙げるとすれば、ヘッドを軽く感じるために、手でヘッドを先に出してしまうゴルファーなどには逆に難しく感じる可能性もあります。

田辺プロのスイングの特徴としては、ダウンスイングから左足へのシフトは少なく、一瞬ガニ股になり骨盤がその場で旋回していきます。特にインパクト前に左ヒザが伸びていることから、切り返しで左足をしっかり踏み込んでいることが読み取れます。

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