日米を股にかけて戦うプロゴルファー・河本結。1年目のプロテストに出場せず大学進学、ステップ・アップ・ツアーで賞金女王、レギュラーツアー初年度で初優勝、そして米国参戦と、まさに唯一無二の経歴を歩んできている。そんな河本に「あなたにとって●●とは」という様々な質問をしてみた。今回は『スイング』について。

「今が一番！」河本結の右サイドが倒れなくなった2021年ドライバーショット【連続写真】

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さて、今回はゴルフのスイングについてということですが、まず私は自分のスイングが好きです！全部好き（笑）！私はスイングについて科学的というか計算式っぽく考えている方だと思います。そこは自分にしか分からない考え方だと思いますし、好きな部分です。

とは言っても、理論だけでやっているわけではなく、練習では理論、試合では感性というスタンス。去年は試合でもスイングを考えすぎておかしくなりました。試合のなかではスイングは一切考えない。自分が感じたように動く。練習ではちゃんと自分のしたいスイングをできるように型を作る。それが大事だと改めて思いました。

19年まではダウンスイングで右サイドに倒れて押しながらフェードを打っていたのですが、ドローも打てるようにあまり倒れないスイングに変えました。20年から世界で戦う上で、フェードを基準としたもっと質のいいスイングをしなければいけないと思ったのです。でも、体力が落ちていったのに、理想のスイングだけが目標の高い位置にいて、そのギャップでどんどんスイングが悪くなったんです。