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勝みなみは5打差トップも「差は考えずゼロからスタート」 追う元世界1位には“余裕の笑み”も

勝みなみは5打差トップも「差は考えずゼロからスタート」 追う元世界1位には“余裕の笑み”も

配信日時:2020年11月1日 06時30分

<樋口久子 三菱電機レディス 2日目◇31日◇武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)◇6585ヤード・パー72>

初日5アンダーで単独トップに立った勝みなみが、2日目も6バーディ・1ボギーの「67」をマーク。トータルスコアを10アンダーまで伸ばし、首位の座を堅持した。2位の申ジエ(韓国)とは5打差。独走態勢を築いたが、最終日に向け「その差は考えず、ゼロからスタートしたい」と慢心はない。

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「5m以内につければ決まる気がする」と、この日もパットが好調。ともにパー3の8番の4メートル、12番の5メートルというミドルだけでなく、11番パー4では8メートルをねじ込むなど、自在のパッティングで流れを作った。パット数は初日25回、2日目26回で「かみ合う」1日を過ごした。

昨年5月の「中京テレビ・ブリヂストンレディス」以来となるツアー5勝目(うちアマ1勝)を目指すには、うってつけの状況を作り上げた。しかし5打差あるとはいえ、次に続くのが2戦連続優勝を目指すジエというのは不気味だ。「世界で活躍されたプロなので、怖い存在」と感じるのは勝本人も同じ。だがそれ以上に「相手ではなく、自分がどれだけいいゴルフをするかが大事」とそれを過剰に意識することはせず、ここまでの2日間以上のプレーをすることを心掛ける。

一方、その背中を追うジエは、「飛ぶようになったという(勝)みなみ選手と、私の正確なショットでいい勝負ができると思います。5打差はあるけど、このグリーンの硬さで風がでてくればチャンスもあると思う。頑張ります」と時折笑みを浮かべながら意気込みを示した。最終日に強いことから米ツアー時代は『ファイナルラウンド・クイーン』とも呼ばれた名手だけに、ここからの勝ち方も熟知しているという雰囲気だ。

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