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鈴木愛が望む五輪は団体戦 米合宿出発前に心境吐露「実力以上のパワーが出る」

鈴木愛が望む五輪は団体戦 米合宿出発前に心境吐露「実力以上のパワーが出る」

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2020年1月23日 17時04分

3週間超の合宿へ 米国アリゾナ州に飛び立った鈴木愛
3週間超の合宿へ 米国アリゾナ州に飛び立った鈴木愛 (撮影:ALBA)
約3週間の米国合宿に向けて、昨年の国内女子ツアー女王の鈴木愛が成田から飛び立った。用品の使用契約を結ぶPINGの本拠地、アリゾナ州フェニックスに向かうのはPING契約後の恒例行事。ここで開幕に向けて仕上げていく。

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12月の上旬に終了した国内女子ツアー終了後は、仕事以外でクラブをほとんど握ってこなかった。その代わり、下半身強化を中心としたトレーニングを年末から開始。年明けも継続して続けており、「合宿中も2、3日に1回はやっていく」と、日米を往復する機会が増える今季に向けて、体力のベースも上げていく。

昨年までは、1月にプロ野球の千葉ロッテマリーンズの選手との合同自主トレが年明け恒例だったが、懇意にしている選手の引退などもあり、今年は専属トレーナーとともに汗を流している。東京五輪出場を目標の一つに掲げる鈴木にとって、基礎体力と持久力のアップは、長く厳しいシーズンを戦う上で必須。その上でアリゾナでは技術力のアップに取り組む。

最初の1週間はほぼ1人で行動。PING社所有のコンドミニアムに隣接するショートコースで汗を流す。「最初はパターをずっと練習すると思います。ピン型のパターの感覚を戻したい」。寛容性を求め、昨年8月らエースとして使ってきた大型マレット型からピン型への回帰を目指す。練習の虫として知られる鈴木だが、アリゾナでのスタートは、まずは大得意のパッティングの自信をさらに深めるところから始まりそうだ。

合宿はでは基本的に自炊。料理が得意という鈴木ならでは。2週目は以降は近隣コースでのラウンド練習や「スイングも見直したい」とショット面での課題にも取り組む。合間には「本当はやりたくない…」という近くの岩山登山トレーニングなどもいれつつバランスよく全体を仕上げ、2020年初戦としている国内開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」前々週に帰国。五輪イヤーに突入する。

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