ということで『コースとの相性』というファクターを見てみたい。先述の通り、ツアー初開催のコースだが、二クラス設計でフラット…。そう、「宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」が行われる六甲国際ゴルフ倶楽部の西コースと同じだ。サントリーレディスはアウトコースが西コース、インコースを東コースのものをそれぞれ使用している。つまり、同大会のアウトコースで伸ばしている選手が有力なのだ。
今年のアウトコース4日間の成績を見てみると以下の通り(※は今大会欠場)。
1位:鈴木愛※(-6)
2位:比嘉真美子※(-4)
3位T:穴井詩(-7)
3位T:河本結※(-4)
3位T:新垣比菜(-6)
6位:イ・ミニョン(-3)
7位T:ユウカ・サソウ※(-3)
7位T:ペ・ヒギョン(-4)
9位:宮里美香(-3)
10位T:高橋彩華(-5)
10位T:松田鈴英(+1)
以上のことを踏まえると穴井が筆頭か。サントリーでトップ10に入ったなかでアウトコースで一番伸ばしており、平均バーディ数5位、60台のラウンド数3位、パーオン率4位とスタッツも上位。ニトリでは19位だったが、最終日に崩しただけで3日目を終えて8位。3週前に優勝、前々週2位と調子もいいだけに、初優勝を挙げた大会で今季2勝目の可能性は十分だ。
調子、相性を踏まえると高橋も気になるところ。ニトリでは3日目に「77」と苦しんだが13位。2日目を終わった時点では首位タイと大いに大会をにぎわせた。パーオン率8位とショット力もあるだけに、黄金世代10人目の優勝へ。データは悪くない。
