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厳戒警備、取材制限… 渋野日向子フィーバーに沸いた現場で何が起きていた?【記者の目】

厳戒警備、取材制限… 渋野日向子フィーバーに沸いた現場で何が起きていた?【記者の目】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2019年8月13日 11時59分

ファンにメディアに大フィーバーだった
ファンにメディアに大フィーバーだった (撮影:佐々木啓)
先週行われた「北海道meijiカップ」。その会場となった札幌国際CC島松コースは、いつものトーナメント会場とは違う雰囲気に包まれていた。その前週に「全英AIG女子オープン」で海外メジャー制覇を果たした渋野日向子の凱旋試合となったことが、その理由だ。渋野の姿や、フィーバーに沸く会場の様子が、連日世間を騒がせた1週間だったが、会場の様子をここで少しまとめてみる。

これだけの厳戒態勢でも…見せたシンデレラスマイル!【フォトギャラリー】

まず予想通り、多くのギャラリーが会場に押し寄せた。初日こそ、事前に大雨予報が出された影響もあり、昨年の3976人から2921人とギャラリー数は落ちたが、2日目は5855人、最終日は7631人とそれぞれ過去最多の動員を記録。3日間の合計でも1万6407人と、これまで最多だった昨年の1万3741人を3000人近く上回り、2006年に札幌国際CC島松コース開催に変わって以降、最もギャラリーが訪れた大会となった。

さらに前年に比べて人数は減った初日も、渋野の組に多くのギャラリーが集中したことで、“女王行列”はかなりの長蛇に。最終日の前売り券は前年比210%の売り上げを記録するなど、多くの人が、歴史的な偉業を達成した“スマイル・シンデレラ”の姿を一目見ようと会場を訪れた。

増えたのは、報道陣も同様だ。昨年大会初日は26社41名だったのに対し、今年は44社98名。2日目も33社76名、最終日も37社84名と、いずれも1年前に比べて2倍近くになった。そして、渋野の一挙手一投足を映像や写真におさめるカメラマンや、プレー内容をメモするために一打ごとにペンを走らせる記者達もまたその行列に加わった。

こういう背景もあり、取材には制限も設けられた。例えばプロアマ。全英後初ラウンドが行われたこの日には、開幕前日にも関わらず昨年よりも50名近く多いメディアが会場に詰め掛けた。この大会では、例年プロアマで記者や、報道用のカメラマンがコース内に立ち入ることに、特に制限は設けられていない(あくまでも常識の範囲内で)。しかし今年は混乱を避けるため、取材エリアを練習場と、ティイイングエリア2カ所(1番、10番)、グリーン2カ所(9番、18番)のみと限定された。

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