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大山亜由美さんの死に同期から悲しみの声 “手作りの喪章”をつけ戦う

大山亜由美さんの死に同期から悲しみの声 “手作りの喪章”をつけ戦う

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2019年5月17日 19時04分

仲間の死を慎んだささきしょうこら87期生 “手作り喪章”をつけて初日を戦った
仲間の死を慎んだささきしょうこら87期生 “手作り喪章”をつけて初日を戦った (撮影:佐々木啓)
ほけんの窓口レディース 初日◇17日◇福岡カンツリー倶楽部 和白コース(福岡県)◇6292ヤード・パー72>

がんのため25歳の若さで亡くなった大山亜由美さん。関係者によると、大山さん最後の試合となった昨年3月の「Tポイントレディス ゴルフトーナメント」後に子宮がんであることが判明した。その時すでにステージ4の末期症状だったという。その後1年間の闘病生活を送っていたが、16日に帰らぬ人となった。その翌日に開幕した「ほけんの窓口レディース」の会場では、同じ2015年のプロテスト合格組である同期らが、その早すぎる死を悼んだ。

後輩の死に涙… 香妻琴乃も喪章をつけてプレー【写真】

昨日のプロアマを終え、午後4時過ぎに大山さんの訃報を聞いた同期のささきしょうこは、「信じられない。悪い冗談かと思った」とその時の様子について話す。すぐに関係者を通じて、大山さんの父の連絡先を聞き電話。その会話で、「本当に亡くなったんだな」という思いがこみ上げてきた。

涙ながらに娘の闘病中の話などを、ささきに伝えてくれた父。「“もう1度コースに戻りたい”という気持ちで、頑張っていたということを聞きました。でも病気に勝てなかった、そう言っていました。戻ってきたかったという気持ちが、すごく伝わってきました」。そんな大山さんの思いを知り、その電話口で「明日からの試合でリボンをつけてプレーさせてください」とお願いした。

その後、同期に訃報を伝えると、こちらも87期生の野澤真央と連絡を取り合い喪章を探した。しかし、すぐには見つからなかったため、2人それぞれが手作りし、100個以上を準備してこの日コースに持ち込んだ。「お姉さんという感じで、年は3歳差だけど、それ以上にリードしてくれてやさしかったです。でも、天然な一面もあって、初めてでも気さくに話しかけてくれる人でした」(ささき)。選手たちは、それを身につけ、この日のラウンドに臨んだ。

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