大人の部の参加費(5000円)や、チャリティ抽選会への参加チケット購入代などが熊本に寄付されるのだが、今年の総額は100万円超えを達成。グッズの抽選会には女子プロのみならず、石川遼ら多くの男子プロからもアイテムが提供され、ファンを喜ばせた。これに上田は「熊本の震災に対して、たくさんの選手が協力してくれてありがたかった。続けていくことで、震災が人々から忘れられず、県民が明るく過ごせる源になる」と感謝の言葉を口にした。
今週19日には、熊本で行われてきた「KKT杯バンテリンレディス」の来季中止という悲しいニュースが飛び込んできた国内女子ツアー。これに対して3人は「やって欲しいという気持ち。あきらめずに(開催希望を)伝えていきたい」(笠)、「残念。熊本県民で(2007年には)優勝もして、かつ震災があった場所。何とか存続してもらいたい」(上田)、「試合が(熊本で)行われると信じている。選手として声を上げていきたい」と“継続開催”を訴えていく構えだ。
「イベントを通じて、そしてゴルフを通じて、熊本を元気にしていきたい」。最後に有村が話したこの言葉をこれからも続けていくためにも、熊本での試合開催の道を選手達も模索していく。