中嶋常幸が主宰し、森ビル株式会社が特別後援、株式会社宍戸国際ゴルフ倶楽部が運営する、次世代を担うゴルファーの育成プログラム「ヒルズゴルフトミーアカデミー」の合宿が14 日から16 日まで、茨城県の静ヒルズカントリークラブで開かれ、15日には一部がメディアに公開された。

【写真】沖縄の太陽に照らされた河本結のまぶしい笑顔

開校から7年目を迎えた同アカデミー。畑岡奈紗や、今季ステップ・アップ・ツアーで優勝した蛭田みな美、来季の米国女子ツアー出場権をつかんだ山口すず夏など、大勢のトップ選手を輩出してきたが、そんなアカデミーの合宿で行われるメニューが一部、明らかになった。

今回の合宿には選抜された4期生のうち10人と卒業生らが参加。さらには弟の力（りき）がアカデミーに所属する関係もあり、特別参加したルーキーの河本結も汗を流した。「ゴルフは個人競技で全部自分で決めなければいけないけど、みんなでトレーニングすると負けたくないとか、励まし合ったり、楽しく頑張れる気持ちになります」と、新たな発見に目を輝かせた。

一方、アカデミー2期生で6年目になる山口は、「今回の合宿はきついです」とこぼす。「3分走を繰り返しやるのですが、終わったらすぐに走り出さないといけないので、きつかったです」と、球打ちもそうだがトレーニングメインの合宿で鍛えることで成長できていること実感している。

中嶋というレジェンドのエキスを存分に注入されたジュニアゴルファーたち。「アカデミー受験時には人間性や素質を見る」と中嶋がいうように、ゴルフだけでなく人間的にも成長できる場で、今後も畑岡のようなスターが生まれること期待したい。