アンダーパーからのスタートとなったジョンウン6(-5)、申ジエ(-1)、鈴木(-1)の最終組。中盤で鈴木が3連続バーディを奪い首位に立つと、ジョンウン6はボギーが重なり脱落。そして、迎えた17番パー5。鈴木を1打差で追うジエが、もう少しでアルバトロスというセカンドを放ち楽々イーグル。バーディを取り損ねた鈴木を逆転し、鮮やかな逆転劇を演じ、メジャーの栄冠を勝ち取った。
「すごく記憶に残る大会になりました。同組の2人(鈴木、ジョンウン)もとても上手で、ありがとうと伝えたい。もっと一生懸命やらないと、と思った」と大会後に語ったジエ。その後の快進撃、年間メジャー3勝の偉業は、今大会の熱い戦いを乗り越えたからこそ果たせたものだった。
【記者の目】硬くて速いグリーン、長いラフ、柔らかいバンカー… 選手泣かせの“難セッティング ”をどう見る?