公私ともに充実!比嘉真美子は婚約発表でこのポーズ【写真館】
3日目を終え4打あった差をひっくり返し、「KKT杯バンテリンレディス」で今季初勝利をつかんだ比嘉。印象に残る一打はこの大会の最終日に生まれた。それが最終18番パー5で放ったセカンドショットだ。
15番のチップインバーディで首位の成田美寿々に並び、16、17番をパーとして迎えた最終ホール。比嘉はティショットをピンまで212ヤードのフェアウェイに置いて、セカンド地点に向かった。左には否が応でも気になる大きな池が待ち構えるなか、クリーク(5番ウッド)を握り、果敢にグリーンを狙った。
「ここでバーディを獲れば、優勝争いに最後まで残れると考えながらプレーしました。そのプレッシャーのなかで、ティショットをしっかりとフェアウェイキープして、セカンドショットでチャレンジしました。自分ではいい球が出たと思っています。この場面で、納得行くショットを打てたことと、チャレンジしたおかげで優勝を手繰り寄せることができた。これが印象深いですね」
このセカンドショットを、池につかまることなくカラーまで運ぶと、最後は2mを決めて“目論見通り”のバーディ締め。これでクラブハウスリーダーになると、成田がスコアを落としたことで優勝が決まった。極限の場面で放った会心の一打が、今も比嘉の頭を離れることはない。