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「チャレンジしたおかげ」 比嘉真美子の今季初勝利を手繰り寄せたセカンドショット【最終戦出場者が選ぶ“今年の一打”】

「チャレンジしたおかげ」 比嘉真美子の今季初勝利を手繰り寄せたセカンドショット【最終戦出場者が選ぶ“今年の一打”】

配信日時:2018年11月23日 12時02分

比嘉真美子は「チャレンジ」のすえに今季初勝利を手にした
比嘉真美子は「チャレンジ」のすえに今季初勝利を手にした (撮影:上山敬太)
国内女子ツアーは、現在今季最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」が行われている。今シーズン優勝者、賞金ランク25位以上など精鋭のみが出場できる今大会。狭き門をくぐった選手たちに“今シーズン一番印象に残っている一打”を挙げてもらった。今回は、ここまで今季1勝を挙げ、賞金ランク5位に位置する比嘉真美子

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3日目を終え4打あった差をひっくり返し、「KKT杯バンテリンレディス」で今季初勝利をつかんだ比嘉。印象に残る一打はこの大会の最終日に生まれた。それが最終18番パー5で放ったセカンドショットだ。

15番のチップインバーディで首位の成田美寿々に並び、16、17番をパーとして迎えた最終ホール。比嘉はティショットをピンまで212ヤードのフェアウェイに置いて、セカンド地点に向かった。左には否が応でも気になる大きな池が待ち構えるなか、クリーク(5番ウッド)を握り、果敢にグリーンを狙った。

「ここでバーディを獲れば、優勝争いに最後まで残れると考えながらプレーしました。そのプレッシャーのなかで、ティショットをしっかりとフェアウェイキープして、セカンドショットでチャレンジしました。自分ではいい球が出たと思っています。この場面で、納得行くショットを打てたことと、チャレンジしたおかげで優勝を手繰り寄せることができた。これが印象深いですね」

このセカンドショットを、池につかまることなくカラーまで運ぶと、最後は2mを決めて“目論見通り”のバーディ締め。これでクラブハウスリーダーになると、成田がスコアを落としたことで優勝が決まった。極限の場面で放った会心の一打が、今も比嘉の頭を離れることはない。

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