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フルスインガーが“メモリアル”と選んだコントロールショット【最終戦出場者が選ぶ“今年の一打”】

フルスインガーが“メモリアル”と選んだコントロールショット【最終戦出場者が選ぶ“今年の一打”】

配信日時:2018年12月13日 12時09分

ツアー屈指の“フルスインガー”が選んだ今年の一打は?
ツアー屈指の“フルスインガー”が選んだ今年の一打は? (撮影:米山聡明)
LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を終え、幕を閉じた今季の国内女子ツアー。今シーズン優勝者、賞金ランク25位以上など精鋭のみが出場できる大会の狭き門をくぐって出場した選手たちに、“今シーズン一番印象に残っている一打”を挙げてもらった。今回は、「中京テレビ・ブリヂストンレディス」で日本ツアー参戦4年目にして初優勝を挙げたペ・ヒギョン(韓国)。

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2015年に日本ツアーを主戦場としてから、“勝てそうで勝てない”と言われ続けた飛ばし屋が殻を破ったのは今年5月。中京テレビ・ブリヂストンレディスの最終日に、2打差の4位タイから出たヒギョンは、2つ伸ばして迎えたサンデーバックナインでバーディを量産した。トータル13アンダーまで伸ばしクラブハウスリーダーとなり他の組の上がりを待つと、後続が伸ばせずそのまま逃げ切った。

そんなヒギョンがピックアップした “今年の一打”は、その優勝大会の2日目、8番ホール(368ヤード)のセカンドショット。

「このホールで残り125メートル(韓国人のヒギョンはヤードではなくメートルで計算)の2打目を、8番アイアンで1メートルない位置に落としました。8番アイアンは、フルショットで130メートルの距離です。そのため125メートルは微妙な距離でしたが、コントロールショットでピタリとつけることができました」

ヒギョンと言えばフルスイングから繰り出される飛距離が持ち味のプレーヤー。逆に言えば、これまでは細かい精度が課題だった。「コントロールショットは私にとって逆に難しいです。右に行ったり、左に行ったりしてしまう。縦の距離も合わせづらい。だけど、この時は上手くコントロールできた。それだけ調子が良かったと言うことでしょう。この一打で“今週は優勝かも”と思えました。まさにメモリアルなショットです」。それが豪打ではなく、敢えて繊細な一打を選んだ理由だった。

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