「この大会で優勝したら単年登録ではなくなるので、頭に入っています」と、メジャー制覇は、ツアー正会員となる最短ルートとしても重要な意味を持つ。今季ステップでは優勝のほか、2位が3度、トップ10入りは13戦中6度で、さらに予選落ちはなしと抜群の安定感を誇る。さらにメジャー第2戦の「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」も26位タイと手ごたえを残した。
LPGAの規程変更で来年から正会員しかQTの受験ができなくなることもあり、「今年のプロテストは追い込まれていました」とその時の心境を話した丹。来年のテストはさらなる激化が予想される。試練の後に訪れた大きなチャンスをつかみ、自らの未来を切り開きたい。(文・間宮輝憲)