このたびの北海道胆振東部地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。まだ不自由な暮らしを余儀なくされている方が多いと思いますが、1日でも早い復興を願ってやみません。

【写真】故郷へ贈る笑顔　藤田光里のスマイルギャラリー

私は地元の北海道が大好きですし、北海道で生まれ育ったことを誇りに思っています。そして、そこで3人兄弟の長女として妹の美里、弟の亜久里（あぐり）と過ごした時間が今の私をつくってくれていると思っています。北海道という素晴らしい大地のおかげだと思っていますし、早く北海道が元の姿に戻ることを祈っています。

今回は、そんな私のかわいい妹と弟のことをお話ししようと思います。2人ともにかわいいです、ふふふ（笑）。妹の美里は学年で私の一つ下です。昔から一緒に競技にも出ていましたし、当時は負けたくないと思ったりしたこともありました。よくケンカもしていましたが、最近はちょっとかわいいなと思うことが多くなりました。

何かあったらすぐに連絡がきたり、何もなくても連絡がきたり（笑）。でも、実は一度すごい大ゲンカをして、半年くらい口をきかなかった時期がありました。私がプロ2年目の夏くらいからです。年末に北海道に戻っても一切口をきかなかったり…。でももう2人とも20歳を過ぎてからはそんなこともなくなり、今では「ねえねえ」とだけ行ってくる電話があったりします。

妹は私よりもしっかり者なんです。だから、あまり頼ってくるということはありません。それでも、たまには頼ってくるんですが、それは決まって何かほしいとき（笑）。でもずるいんです。「あれほしいな〜」とか「あれかわいいな〜」とか、買ってほしいとは言わずに、でもあきらかにほしい雰囲気を出してくるんです。この前はLINEのスタンプがかわいいからと言ってきたので買ってプレゼントしてあげたら、「こっちもいいな〜」と言ってきて（笑）。でもそういうのもかわいいんですよね。

弟は私の3つ下です。もう、生まれたときからかわいいです（笑）。ずっと、今でもかわいい。何かあったら、絶対に何でもしてあげたい。何でも買ってあげるし、何かほしいと言ってきたら、何をしてでも手に入れたいと思える。本当にかわいいですね。弟はいま、大学3年で、福岡にいます。ほとんど会えませんが、そこまで寂しいというのはありません。とにかく、何かあったら頼ってきてね、という感じで待っています。長女ですから。

そんな2人と一緒に過ごしていて思ったのが、兄弟はなくてはならない存在。いなくなったら困ります。自分でも子どもを産むとしたら、やっぱり3人以上はほしいですし、3人以上だと、いいこともあるんです。2人だと、ケンカをするとお互いに1人になってしまうけど、3人ならもう1人が間に入ったり、救われることがあります。ゴルフのことで誰かが親とケンカしたとしても、兄弟がそばにいることもできます。本当に3人兄弟でよかったです。

ちなみに、来週の26日は私の24回目の誕生日です。年女です。皆さん、お気持ちだけでいいですよ（笑）。ということで、次回はアマチュアゴルファーに向けてのアドバイスなどを話したいと思います。

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■プロフィール
藤田光里（ふじた・ひかり）/1994年9月26日生まれ、北海道札幌市出身
父の勧めで3歳からゴルフを始め、13年のプロテストで合格。さらに同年のファイナルQT1位、新人戦でも優勝を飾るなど鳴り物入りでツアーに参戦した。初年度は優勝こそできなかったもののシードを獲得、15年の『フジサンケイレディス』で初優勝を挙げた。ゴルフの実力だけでなく、端正なルックスも相まって人気も高い。