ブリヂストンスポーツが21日、2月6日に発売する新ボール「TOUR B X」「TOUR B XS」の発表会を都内で行った。
今作は「飛んで、止まる」という前作の性能を継承しつつ、風に強く、狙ったラインへ安定して「運べる」強弾道を追求。さらに、アプローチでの“乗り感”や、同社のボールを使用するタイガー・ウッズ(米国)が要求する独自表現である“ディープ感”によって、「寄る」性能も兼ね備えている。
会場には契約プロも登場。宮里聖志が司会を務める中、木下稜介、堀川未来夢、清水大成、桑木志帆、鶴岡果恋、伊藤愛華が新ボールの魅力をそれぞれの視点で語り尽くした。
フリップを使って新ボールのイメージを示し、それぞれ印象を口にしたが、多くのプロは「風に強くなった」とコメント。今作の特徴としては、アゲインストに負けない強弾道が挙げられそうだ。
あまりボールを変えないという木下だが、昨年9月の「ANAオープン」から新ボールの支給が始まり、いきなり本戦で使用するほど評価は高い。
もともと同社ボールの性能に満足しており、「あまり変えないで」と担当者に話していたという。しいて言えば「風に強いボールにしてほしい」とフィードバックしたそうで、そうした意見が反映されている形だ。
昨年の「日本プロゴルフ選手権」で初優勝を果たした清水大成も「風に強くなった」と同意見。さらに、1ラウンドしても傷がつかないと、その耐久性にもうなっていた。今作から『XS』に回帰した桑木も「アゲインストでめくれなくなった。抑える球が上手くなった」と話した。
『X』と『XS』の2つの選択肢がある中、ツアーではほとんどのプロが『X』を使用している。今回登場したプロの中で『XS』を使用しているのは桑木のみだった。では、プロはどのような傾向を好んでいるのだろうか。
堀川に聞いてみると、「スピンを入れるように打った方が楽。スピンがかかるボールを、スピンが入らないように打つのは難しい」と理由を明かした。木下は「スピン性能が劣っていたらXSを使うかもしれない。それでもXはスピン性能は思い通りという感じです」と話す。
『X』のスピン性能も高く、なおかつプロはいくらでもスピンをかけられる技術がある。スピン性能により特化した『XS』よりも計算がしやすいというのが大きな理由かもしれない。
とはいえ、会場にはいないが、もともと『XS』ユーザーの古江彩佳は「XSは音だったり、打感だったり、フェースに食いつく感じが好きです」と話していた。
『X』を手に取るプロが多いが、弾道を操る感覚を重視するからこそ。一方で、スピンがしっかり入る『XS』は、アマチュアにとっては魅力的な選択肢でもある。タイプは異なるが、どちらの“B”も最高の選択肢になりそうだ。(文・齊藤啓介)