野球やサッカーと違い、ゴルフはこどもたちが気軽に始められるスポーツではありません。野球のキャッチボールや、サッカーのパス・シュートなどと違い、始めた当初から子供が楽しめるものではないかもしれません。ゴルフをゲームとして楽しむには膨大な練習や覚えることがあります。ここで挫折してしまっては、光る才能が埋もれてしまうことも。ここで他のスポーツと同じ様に、子供達の選択肢の一つになれることが日本ゴルフ界の課題の一つ。
ジュニア育成については、難しく考える必要性はないと考えています。基本をしっかり教えてあげること。技術的なことは徐々に学べば問題ありません。成長期であるジュニアの大きな体の変化を考慮し、その誤差を見分けてやる事が重要。早く上手くさせようと、期待しすぎて周囲が過度な期待をかける環境は負担になります。先ずは「ゴルフ=スポーツ」として捉え、明るく楽しめる環境をつくり、必要な練習を的確にプランニングしなければいけません。そしてスポーツなら当然、成長するもしないも本人の感性次第です。
私たちはこうした課題に向き合うため、これまでの培った経験を活用し、ジュニアへの機会創出、サポート環境を提供し、日本のゴルフ界を牽引する新しい力を大切に育てていきたいと考えています。