予選2日間は苦しいゴルフが続き、我慢のラウンドを強いられた石川遼。気持ちも新たに決勝ラウンドに臨んだがやはりその表情は晴れなかった。
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国内男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」の3日目。トータルイーブンパーの42位タイからスタートした石川は、出だしの12番でバーディを奪うも、その後は再三のバーディチャンスを外す予選と同じ苦しい展開。後半3番でバーディを奪い2アンダーとするが、終盤8番3パットでこの日初のボギーを叩くと、続く9番もアプローチのミスからボギーを叩き、結局この日もトータルイーブンパーでホールアウト。順位も2日目と変わらず42位タイと、10,000人を越えたギャラリーを歓喜させることは出来なかった。
8、9番での痛恨のボギーでスコアを落としてしまった石川だが、「最後にたまたま2つきただけで、僕にとって1日2ボギーは多いほうではない」と、この2つのボギーよりもバーディの少なさに不満が残っている様子。「(イーブンパーは)脱出したいです。10アンダーくらいを目指してあきらめないで全力でプレーしたい」と我慢のゴルフからの脱出と、上位進出へ意気込みを語った。
「ショットとかスイングの流れが悪いわけではない。何か1つかみ合えば」苦しみぬいた3日間、良い流れがくることを信じて我慢に我慢を重ねてきたがきっかけをつかめないままもう最終日。溜まったうっぷんを爆発させて、バーディを量産する“らしい”ゴルフは見られるか、石川は明日、野仲茂、グレゴリー・マイヤーと同組で8時55分に10番ティからスタートとなっている。