そして、「小鯛と秋吉は今回惜しかった。これでスイッチが入るかもしれない。自分に何が足りないのか。どうすればバーディがもっと獲れるのか、どうすれば勝ちにいけるのか今回で分かったと思うんですよね」、宮本同様にこの試合での悔しさをバネにして欲しいと話していた。
大会は最終日の宮本のバーディラッシュの他、1オンを狙えるパー4、9番ではハン・ジュンゴンのボールがカップをダイレクトに着弾しカップを破壊するなど選手の積極性が光った。「やさしい場所にピンを切ったつもりは毛頭ないです。どうやったらみている人を引き付けられるかを考えて、切ってるんで。そこに選手の攻撃的な気持ちが乗ってくれた。それがこういう最後まで誰が勝つか分からない試合展開になってくれた」。
田島はコースセッティング・アドバイザーとして一定の手ごたえを得たという。「1つ1つのショットをみても選手たちは素晴らしかったし、展開も素晴らしかった。18番に入っても優勝が分からないプレーオフもあるっていう展開でいってくれたのは、今年のベストゲームの1つになったのでは」。ギャラリーを熱くしたバーディ合戦、白熱した試合展開こそ男子ツアーが盛り上がるための第一条件だ。
解説・田島創志(たじま・そうし)/1976年9月25日生まれ。ツアー通算1勝。2000年にプロ転向し、03年『久光製薬KBCオーガスタ』で初日から首位を守り、完全優勝。青木功JGTO(日本ゴルフツアー機構)体制では、トーナメント管理委員会 コースセッティング・アドバイザーを務める