白い気守りだけを欲しいというせっかちさんは行列の横を抜けて、一気に境内に入っていくことができます。参拝してからお守りを受け取る方は、朝の時点であれば30分ほどで参拝できると思います。ちなみに、この辺りには三峯神社の神様の使いであるオオカミの像や、水をかけると現れる赤い目の龍神といった見どころもありますが、そのあたりは調べて（ググって）ください。


■いよいよ白い気守りをゲット。まだまだ続く行列！？
参拝を終えたら左手に抜けてください。すると、目の前にお守りやお札などの販売所があり、ついに念願の白い気守りを手にすることができます。苦労してたどり着いただけに手にしたときの感動はひとしおであります。ここで再び行列に並ぶ可能性もありますが、バス到着前の時間帯であればそれほどではないでしょう。

白い気守りを手にしたら続いては、本殿の前にある2本のご神木に触れるという儀式が待っています。ご神木に触れることで“気”を注入できるというというもので、実はここが一番並ぶポイントです。2本のうち少し太めの左側のご神木のほうが人気で、行列もこちらの方が長いです。右側は行列が短めなのでこちらで済ませるという手もありますが、右側は実は手が届いてしまう後方から触るという裏技もあるので、左に並んでおきましょう。

ご神木への触れ方は人それぞれ。お守りを直接つける人もいれば、抱きつくように触る人もいます。ただ、行列に並ぶ人たちのけっこうな注目を集めているので、それなりに恥ずかしいです。

ですが、ここまで終えてしまえばあなたはもう勝ち組。車中で少し流れた微妙な雰囲気を縁結びの木で修復するもよし、ヤマトタケルノミコトの大きな銅像や、なぜかある大山倍達の記念碑を見るもよし。併設の温泉に入ったあと、「遥拝殿（ようはいでん）」から絶景を眺める（ここは絶景です！）のもオツなものです。


■帰り道のワナ。そしてご利益へ――。
参拝を終えて帰路につく頃には、さらに伸びた行列と渋滞を目にすることになります。三峯神社から出るバスには乗りきらないほどの人があふれています。1日のこの人ごみは夕方まで途切れることはないので、やはり渋滞、混雑を回避するためには早朝出発がおすすめです。ただ、今回は平日だったので、春から秋にかけての休日と1日重なる日はさらに覚悟が必要でしょう。というか想像もしたくありません…。