2アンダーの5位タイで初日を終えた小平智は、思わぬトラブルからの脱出で流れに乗った。INから出て迎えた18番パー5。小平が3番ウッドで放ったセカンドショットは、グリーン右手前にあるヤシの木に当たって行方を失った。
小平と古閑美保の仲良し2ショット
落ちた形跡がないため、大捜索の末に木の上にあるのを発見。ボール捜索時間の規定となる5分が過ぎる10秒前のことだった。アンプレヤブルで1罰打を受けて、そこから4打目は「もうだめだと割り切って打ったら良かった」と手前1メートルに寄せてパーをセーブした。
「あれで後半の流れが良くなった」と後半は2バーディ。「1番では15メートルのグリーンを出ちゃうようなパットが入ってくれて。もう(キャディに)サンドウェッジくださいって言おうとした」というロングパットを沈めると、7番でも奥から下りの6メートルを寄せに行ったパットがコロりと入ってスコアを伸ばした。
今大会から、愛用のブレードタイプのパターから両サイドから角が突き出たようなマレットタイプの「スコッティキャメロン X5」にスイッチした。ロングパットのタッチはまだ出ていないが、「2、3メートルのパーパットが良く入った」と多くの選手が苦しんだグリーンを攻略。マレットタイプの使用は約1年ぶりというが、ボギーは前半の1つにとどめるなど尻上がりに調子を上げた。