■ 松山が語った“日本は1日でもハマれば勝てる”の意味は…
「日本のツアーは“1日ハマれば勝てる”ということがわかってきた。アメリカでは3日間ハマらないと勝てない。(理由は)選手層とコースセッティング両面」というのは優勝会見で松山が放った言葉。
今大会4日間での通算ドライビングディスタンス(※各日2ホール計測)が1位となった松山の飛距離(301.25ヤード)と高弾道ショットは、もちろん他の選手にはない大きなアドバンテージだが、仮にその部分を抜きにしても日本勢には成長を阻む“慣れ”が存在するという。
「日本ツアーの選手はどうしてもピンを外して打つ選手は多い。ロケーション的に“あそこは寄せづらいからまずグリーンセンターに打っていこう”という状況に慣れてしまっている。“まず第一にピンを目がけて打っていく、ミスをしたらアプローチでカバーする”というゴルフに慣れていかなければいけません。そうすると厳しいセッティングでスコアを出すことに慣れていくんです。僕がプロゴルファーとしてピンポジションに携わることで決めているのは“絶対にセーフティに打たせたくない”“ピンを狙っていったらご褒美があるよ”と伝えることです。アメリカのフィールドで戦う選手はそういう状況に“慣れて”います。
これは選手だけの問題ではなく、これまでのコースセッティングで“ピンを狙い打ちしても寄らない”という状況も多かったという問題点もあります。日本ツアーは僕がプレーしてきた経験でも“ピンを外したほうがラクになる状況”が結構多かった。だから自然に“とりあえずショット”が増えていく」