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「すごいショットもすごいパットもないけどね」とビッグスコアを冷静に受け止めたすし石垣。ツアーでも飛ばし屋ならす男はこの日、パー5でしっかりバーディーを獲りにいった。
唯一のミスショットと話すのは13番ホールパー5のピンまで215ヤードのセカンドショット。風はアゲインスト。すし石垣の飛距離ならば3番アイアンで十分に届くはずだが、アゲインストの風を気にしてしまい、右の崖下に。だがそこから、持ち前の技術でかろうじてパーで切り抜け、難を逃れた。
「僕は失うものがありません。チャレンジトーナメントの出場権を持っていない身だからこそ、1番上しか見えていないです。今日もそうでしたが、バーディーを狙いに行くゴルフをします。耐えるところは耐えて、攻めるところは攻めるメリハリを見せます」と頂点へ気合いを見せた。
自身のベストスコアは2005年「ANAオープン」最終日にマークした62ストローク。それにあやかり「明日は62ストロークを出せば勝てるかもね。50台を出せば確定かな」と最後はいつものようにおどけてクラブハウスを後にした。