高知県にあるKochi黒潮カントリークラブを舞台に28日(木)開幕を迎える国内男子ツアー「カシオワールドオープン」。最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」が今季のレギュラーツアー優勝者や賞金ランキング上位者のみの出場となるため、来季のシード権獲得を目指す選手にとっては今大会が最後のチャンスとなる。
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来季のトーナメント出場資格は出場義務試合数16試合を満たしていない選手を除いた賞金ランキング上位70選手に与えられる。今季、出場義務試合を満たしていない選手は「ダンロップフェニックス」で優勝したルーク・ドナルド(イングランド)と11試合のブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)の2選手なので、今大会を終えた時点で72位までに入った選手が来季のシード権を獲得することになる。(※)
現在、シード権獲得圏外となる73位以下の主な選手を挙げていくと、75位の久保谷健一、80位の宮里聖志、84位の室田淳などがいる。久保谷に関しては昨年の「日本オープン」優勝による複数年シードがあるが、宮里、室田は今大会の結果次第でシードを喪失する危機にある。
宮里はこれまでツアー1勝、8年連続でシード権を保持してきた。しかし今季は「マイナビABCチャンピオンシップ」の16位タイが最高でベスト10入りはなく、獲得賞金も約946万円と苦しいシーズンを送っている。当落線上の72位にいるジャン・ドンキュ(韓国)との差は約244万円。今大会では単独20位以上に入ることが最低条件となるが、それも他の選手の結果次第で変動するため、シードを確保するためには少しでも上位進出を果たしたいところだ。