16歳アマ伊藤が早くもプロ意識「予選を通るのは最低限」

＜中日クラウンズ　2日目◇27日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(6,545ヤード・パー70)＞

　国内男子ツアー「中日クラウンズ」の2日目。初日1アンダー11位タイの16歳アマチュア伊藤誠道は、この日4つスコアを落とすもトータル3オーバーの37位タイで予選を通過した。

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　伊藤は5番でボギーを叩くと、7番からは3連続ボギー。前半で一気にスコアを落としてしまう。「8番のケアレスミスから流れを悪くした。でも、9番でダボになりそうなところをボギーで収められたので」と、なんとか悪い流れから脱すると12番では約10メートルのパットが決まりこの日初バーディ。「今日はピンを狙ってはいけない日なんだと」気持ちを切り替えると、後半は安定感のあるプレーを披露した。

　しかし、バックナインで唯一悔やまれるのが17番。「右バンカーから良いショットをして2メートルくらいに寄ったけど、ラインを読み間違えて…」と終盤でボギー。「反省点の多いラウンドでした」と苦しんだ2日目を振り返った。

　並み居るプロ達の中でしっかりと予選を通過し、その底力は十分に見せた伊藤。しかし、スーパーアマチュアはこれだけのことで満足はしない。「あと2年後くらいにはプロになるつもりですから。予選を通るのは最低限のこと」と淡々。「今日はとりあえず精神面。このコースはイライラしたらいけないといわれているので。明日から頑張ります」。早くもプロ意識を見せる16歳が、今大会でもう一騒ぎ起こしてくれそうだ。