『のび太くん』と呼ばれていた黒縁メガネ時代のハン・ジュンゴン【写真】
初めてクラブを握ったのは13歳の時。猛練習の甲斐あってメキメキと力をつけて、高校2年だった2009年の韓国プロテストでトップ合格を果たした。11年から日本ツアーに参戦し、同年の「ミズノオープン」でツアー初優勝。73年のツアー制度施行後では、石川遼に次ぐ2人目の10代優勝となった。
19年は「マイナビABCチャンピオンシップ」で4年ぶりの4勝目を飾り、自身最高額となる約9498万円を稼ぎ出し、賞金ランキング5位に入った。シーズンを終えると「優勝したら行こうと決めていた」と、約2年間の兵役へと就いた。
ツアーに復帰と同時にイメージが変わった。トレードマークだった黒縁メガネをやめて、いまはコンタクトレンズでプレーをしている。「雨が降ると見えにくくなるから」と、コンタクトにするタイミングを考えていたそう。以前は男子ツアーの『のび太くん』と呼ばれていたが、パッと見では彼だとわからないくらいのイメチェンだ。
安定感のあるプレーはツアーでも屈指で、19年のパーキープ率は86.02%で全体10位、パーオン率は70.75%で全体4位と高い数字を記録している。今季は米下部ツアーの予選会への出場を決めている。その調整のため韓国でのプレーが多くなり、日本ツアーへの出場は限定される模様。12月には結婚も予定している。復帰1年目にどんな成績を残すのか楽しみだ。
