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「地域の活性化」と「若手プロ育成」 24人のシード選手が出場した北九州オープンの意義【北九州OP】

「地域の活性化」と「若手プロ育成」 24人のシード選手が出場した北九州オープンの意義【北九州OP】

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年3月22日 10時30分

開催当初は赤字運営が続いていたが、回を重ねるごとに地域のお祭り的な存在になる。今では北九州市の企業を中心に300社以上の協賛を得ており、今年は「さらに支援の輪を広げていきたい」という理由でクラウドファンディングも実施した。

■九州出身のシード選手は13人 若手プロ育成が実っている

協賛社が増えた理由の一つが、ツアーで戦うシード選手が多く出場していることも大きい。歴代優勝者を見ると友利勝良や白潟英純、小田孔明、小田龍一、丸山大輔ら、当時のトップ選手が多く出場している。

毎年出場している宮里優作は「ジュニアの選手が試合形式でプロと一緒に回るというのはなかなかないと思います。刺激を受けてもらって、上を目指して欲しいというのもあります。自分も九州出身なので、九州の若手が育ってくれたらいいなと思っています」と、観光PRだけでなく、九州の若手プロ育成にもつながっている。

前選手会長でツアー通算3勝を挙げる時松隆光は、中学時代からこの大会に出場している。「小さい時から出させてもらっていて、当時(小田)孔明さんや(宮里)優作さん、小田龍一さんとかテレビに出ている人と回らせていただきました。横尾要さんにはプレーが遅いとアドバイスをいただいたこともあります。ゴルフを含めて、いろいろ教えてもらった大会です」。時松は宮里のいうように刺激を受けて育った一人である。

九州には「北九州オープン」をはじめ、九州サーキットとして多くのシード選手が出場する大会が数試合ある。今年は5試合が予定されている。「ジュニア時代にトッププロの方と回らわせていただくと、プロになったときにもツアーの環境にもなじみやすいです」と時松。ツアーで活躍するために必要な要素を吸収したり、先輩プロと親交を持てることが大きいという。

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