夏なら無理するところも、冬は行きたくてもできない。パー5だってレイアップすることが多くなる。そういうゴルフを知ることが大事なのだ。
「そうやって刻んで60〜70ヤードのフルショットをしたほうが、無理やり近くまでもっていった30ヤードよりも寄ることも多分にある。アプローチでチャクっとやってもう1回アプローチするより、60ヤードくらいを残した方がグリーンには乗るよねって。手前、手前の安全策のほうがスコアは良かったりすることもある。冬のゴルフはそうやって自分の引き出しを増やせるんです。新たな自分を知ると、暖かくなったときにバリエーションがある分、スコアメイクしやすくなりますよ。安全策を身をもって体験しておくことで、“冬にやったしな”と自信を持って選択できるようになると思います」
安全策を知らないゴルファーに勝利などない。寒くて飛ばない冬ゴルフでしっかりと身に付けたいものだ。
