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「飛ばそうとしたことで…」 ツアー通算5勝の松村道央が語る苦悩と光明

「飛ばそうとしたことで…」 ツアー通算5勝の松村道央が語る苦悩と光明

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年1月17日 17時49分

「ショットが安定しないと、成績も安定しないですよね」。2010年は25試合中トップ10入り7回を数えたが、中日クラウンズで松山に競り勝った2013年は、25試合でトップ10入りはわずかに2回。半数以上の10試合で予選落ち。また、賞金ランキング11位に入った2015年は、1勝を挙げているがトップ10入りは4回。予選落ちは9回と安定感に欠けていたが、賞金の高い試合で上位に入りなんとかシード権は確報していた。「当時はパッティングが入っていたので、ドライバーショットが合った週だけ上位に入れていました。一発屋みたいなゴルフです」。そして、シード選手終盤には自己流で“シャローイング”のスイングを取り入れて「中途半端にやったからアウトでしたね」とセンスだけでは対応しきれなくなった。

ショットの復調の兆しが見えないまま2018年にシード落ち。この3年は「自分を見つめ直したけど、テンションが上がらなくて。解決策もイマイチ。試合に出ても勝負にならないです」。シード選手という勲章を手放したことで気力も成績も上がってこない。「練習ではいいのに、試合になるとまた同じミスをする。もう嫌だなってなっちゃう瞬間があるんですよ」。一度シードを落とすと復活する選手は少ないが、身をもってその難しさを感じた。

■仲間のアドバイスをきっかけに、フェードが戻ってきた!

しかし、昨年末、きっかけをつかんだ。「昔から一緒に回っていたプロから、『昔はこうだったよ』と、いいアドバイスをもらいました」。詳しい話は企業秘密とのことだが、それを取り組むことで「やっと(目標より)左に向いて構えられるようになり、フェードも打てるようになりました」と光明を見出した。

ドライバーのシャフトは45インチに戻した。「飛ばしてやろうという気持ちがようやくなくなってきました」。大事なのは安定感。年間を通していかに優勝争いをして、トップ10の回数を増やすかが長く戦う秘訣。一発屋は長く続かない。そう心に誓った。「ゴルフが楽しいと思えることが大切。そうじゃないとモチベーションも上がらないですから。そして試合での結果です。『75』を叩いて“楽しい”はプロとして違います。予選通って、いい成績を残してお金を稼ぐのが仕事。そうなると楽しめるし、自信もつくと思います」。

今年は下部のアベマツアーが主な舞台となりそう。かつての針の穴を通すような正確なフェードボールを取り戻し、レギュラーツアー復帰、6勝目への階段を上り始める。今年39歳、まだまだ老け込む年ではない。

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