プロは一番遠いチャンピオンティから回るが、アマチュアは総距離で約400ヤード短いレギュラーティ(東コース)、55歳以上にはそれより前のシニアティ、女性にはさらに前のレディースティが設けられていて、シニアと女性は後ろのティを選択することもできる。一般女性ゴルファーと男子プロが一緒に回るトーナメントは、世界でも唯一かもしれない。
一般男性ゴルファーのドライバー飛距離は200〜250ヤードくらいだが、プロによっては軽く300ヤードを超えてくる。「本当に100ヤード置いていかれるんですよね(笑)。でも使っているクラブは同じメーカーの同じクラブだったりする。今回ダブルス戦に関しては、プロがアマにアドバイスすることはOKなので、ゴルフが上手くなる良い機会でもあるし、長くゴルフを続けるモチベーションにもなると思っています」と川崎氏は語る。
今大会の出場を目指して予選会に参加したゴルファーは延べ1500人。来年の予選会のエントリーはまだ始まっていないが、今年の7月下旬から11月にかけて20会場以上で行う予定となっている。「次は最低でも3000人の参加者がほしいと考えています」と川崎氏の鼻息は荒い。
また、「すごくコンパクトにできている大会ですし、ノウハウを提供してもいいので、同じフォーマットでやってみたいという企業が出てきてほしい」と、国内男子ツアーの試合数を増やすきっかけになればという考えもある。新しい風はもう吹き始めている。