試合は平日ということもあり、会社を休んで長距離ドライブで子供をサポートする父親たちの姿も。「ありがたいとのひと言に尽きます。試合がない中で、試合を作ってくれた石川遼プロ、並びに関係者の方々に、感謝のひと言しかないです。高校生としての個人戦は最後。(地区での)代替試合はあるんですけど、全国での個人戦は最後になります」と高校3年生の雄姿を遠くから見つめていた。
また、「ほとんど県外から出ていなかったので、関西から関東という移動があって本人も『出たい』とは言えなかった。でも本当は出たかったはずなんです」というジレンマも。「だから会社を休んで車で送迎することにしたんです」と父親が子供の背中を押した。
横浜カントリークラブという舞台が用意されたことへの感謝も口にする。「ジュニアの試合では普段回ることができないコースを回らせてもらえるのは本当にありがたいと思います」、「横浜カントリークラブは最高ですね、日本アマでないと、こういうコースは使わないです」、「7200ヤードを超えるコースセッティングで回らせてもらえる機会はなかなかない。息子はけっこう叩いちゃっていますけど、良い経験になっていると思います」という声があった。
頑張る舞台が用意された子供たちと、その頑張る姿を目に焼き付けた親たち。試合の成績が良くても悪くても、家族の食卓に花が咲いたに違いない。