国内男子ツアー「コカ・コーラ東海クラシック」の2日目。晴天で風もない好コンディションにスコアを伸ばす選手が多く出る一方、難コース三好のワナにはまり大怪我をする選手も続出した。初日首位でスタートした谷口徹もその1人。谷口はスタートの1番でボギーを叩くと5番でもボギーを叩くなど前半は苦しいラウンド。それでも10番でバーディを奪うと、12番ではイーグルを奪取。一気に息を吹き返すと14番、17番とバーディを積み重ね一時は7アンダー単独首位に立つ。
遼、18番で昨年の再現!スーパーショットで4位タイ浮上
しかし、最終18番に落とし穴が待ち受けていた。ティショットを左のラフに入れると、右の池を避けてグリーン左狙いのショットは林に消えまさかのロストボールとなってしまう。打ち直しの4打目もグリーンをとらえられず、そこから寄らず入らずで結局最終ホールはトリプルボギー。「(ボールは)木の上なんで…別に腹もたたない。いたって冷静です」と最終ホールを振り返った谷口。それでも貯金が生きてトータル4アンダー4位タイで2日目を終えた。
1オーバー25位タイからスタートした池田勇太は“魔の16番”でつまづいた。16番までは2バーディ・ノーボギーできていたが、16番パー3のティショットを絶対に落としてはいけないグリーン左のガケに落としてしまう。深いラフから木を避けつつ10メートル上の丘を目がけて打つ超高難度のセカンドは狭いグリーンをオーバー。このホールダブルボギーとし、池田も終盤でこの日稼いだ貯金を使い果たした。
実力者であっても1歩間違えば大怪我につながるのがこの難関三好。何打差をつけてリードしていても、何ストローク離されていてもなにが起こるかわからない。さらなるプレッシャーがかかる決勝ラウンド、今年もドラマが生まれそうだ。