ドライバー、パッティングは引き続き納得の内容に加え、今週は2番アイアンが火を吹いている。「普段は250ヤードですが、15番のティショットでは295ヤード飛んでくれたり、昨日も1番はアゲンストで270ヤードくらい飛びました」と、あえて難しいクラブを入れることによって、それを調子のバロメーターにしている。
久々の優勝争いに、自身も期待感を持つが、大勢のギャラリーが増えると予想される週末。「グリーンを狙っていくアイアンショットを見てほしい」とファンへのアピールも忘れない。大会前には不安にかられていたコース攻略も今のところは成功している。2年ぶりの優勝に向けて、逆転を目指す石川。「ここで勝てれば自信になりますし、できると信じて頑張りたい」と締めくくり、この日も恒例となった日没までの練習に向かった。(文・高桑均)