1980年のナンバー・五輪真弓の『恋人よ』を登場曲に選んで会場をざわつかせたキム・ヒョンソン(韓国)は、「こういう試合は面白いですね。もっとこういう感じが増えていいと思います。楽しくできますからね」という感想とともにこんな効果も話してくれた。「このくらい音楽がかかっていると、小さな物音は気にならない。アメリカツアーのような感じでいいのではないでしょうか」と意外なメリットも感じたとか。
昨年から始まったゴルフと音楽の融合。大会事務局長の大保(だいぼ)一さんは、新たな取り組みを始めた理由についてこう話している。
「以前、ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン(※編集部注:例年50万人以上のギャラリーを集める米国男子ツアーのトーナメント)を関係者の方々と観に行ったときに、会場の雰囲気に圧倒されました。一部で音楽もかかっていて、みんなで“この雰囲気いいよね”となりました。盛り上がるのは食べ物と飲み物と音楽じゃないかというところからスタートしました」(大保氏)。
また、福岡で開催ということで地元・福岡ソフトバンクホークスのエッセンスも取り入れた。「ホークスみたいに勝ちウタ(選手が選んだ打席に入るときやマウンドに上がるときにかかる曲)で登場するのもあったらいいよね、など、去年から手探りでやってみました」。さらに今年はブラッシュアップする。「去年の反省も踏まえて何かテーマを決めようということで今年は音楽とコラボして“夏フェス”というテーマでやってみました」。全選手ホールアウト後の特別ステージにはHKT48の他にもフラダンスやベリーダンスなど、地元の団体の発表の場を設けたり、エイベックスのダンスグループといった地元の団体とも協力し合いながら大会を盛り上げた。
とはいえ、トーナメント会場で音楽をかけるというのは今までに無かったこと。選手や関係者からの抵抗はなかったのか。