「トラウマとの戦い中」丸ちゃん首位スタートもティショットに不安あり!?

＜The Championship by LEXUS　初日＞◇5日◇大利根カントリークラブ(7,011ヤード・パー71)

　茨城県にある大利根カントリークラブを舞台に本日開幕した国内男子ツアー「The Championship by LEXUS」の初日。日本ツアーに本格復帰して1年目の丸山茂樹が7バーディ・2ボギーの5アンダーで首位タイに立った。

　絶好のスタートを切った丸山だが、ラウンド後のインタビューでは「ティショットをいかに恐れずに振るかが今のテーマだが、数ホールしてアドレスが気になりだしたら止まらなくなり右にばっかり行くようになった」と目下不調のティショットに対する不安を口にした。それでもこの日首位で上がれたのは、アイアンとパターが好調だからだ。

　アイアンは数試合前からシャフトをカーボンに変更したことで功を奏しラインと距離感が良くなった。パターは1メートル先の目印に通すようなパッティングにしてから調子が良く、この2つのおかげで不調のティショットをカバーしスコアを伸ばすことができたようだ。「本番で曲がるドライバー、このトラウマと戦い中です」ティショットの精度が戻れば10年ぶりの国内ツアー優勝はすぐそこ。ファンが待ち望む表彰台での「丸ちゃんスマイル」をこの大会で見せられるだろうか。

　丸山と並んで首位に立ったのは金庚泰(キム・キョンテー/韓国)、 金亨成(キム・ヒョンソン/韓国)、ウェイン・パースキー（豪州）の3人。1打差で富田雅哉と今日36歳の誕生日を迎えた山下和宏、H・T・キム(キム・ヒョンテ/韓国)と桑原克典らが続いている。今大会出場選手の中で賞金ランキング最上位（4位）の藤田寛之と先週5年ぶりに優勝した鈴木亨はイーブンパーで31位タイとなっている。


【初日の順位】
1位T：金亨成(キム・ヒョンソン)(-5)
1位T：丸山茂樹(-5)
1位T：ウェイン・パースキー(-5)
1位T：金庚泰(キム・キョンテー)(-5)
5位T：富田雅哉(-4)
5位T：山下和宏(-4)
5位T：H・T・キム(-4)
5位T：桑原克典(-4)
9位T：兼本貴司(-3)
9位T：原口鉄也(-3)
9位T：武藤俊憲(-3)
9位T：デービッド・スメイル(-3)