直進性とフィーリングに優れた数量限定モデル
センターシャフトのパターはフェースローテーションを必要以上に使えないことから、芯に当てやすくミスヒットしにくい。今回紹介するテーラーメイド ゴルフの新作パター〈スパイダー ZT〉は「センターシャフトにスパイダーならではの大型ヘッドとの組み合わせで、より直進安定性の高い、パッティングができます。そこにトルクを抑えた“ゼロトルク”設計によって、ストロークでヘッドがブレません」とプロコーチの吉本巧は語る。
スパイダーといえば、“高慣性モーメントでとにかく真っすぐコロがせる”というイメージが元々ある。その最新型である〈スパイダー ZT〉はリーディングエッジから25ミリメートル後方から斜めに1度傾斜した状態でシャフトを挿しているのが実に独創的だ。
「センターシャフトでも左手の甲とフェースを合わせて、ターゲットに真っすぐ打っていける感覚は、この斜めに傾いているシャフトが作る絶妙なバランスによって生み出されています。違和感なく、よりオートマティックに打てる先進テクノロジーが盛り込まれた、素晴らしい発想力の賜物といえますね」(吉本)
直進性能に優れたドライバーなどのクラブが主流のなか、やはりパターも同様に直進性というのが最新のキーワードなのかもしれない。“ショートパットに強いパター”の代表格として〈スパイダー ZT〉がスコアメイクにもたらす影響は計り知れないだろう。
Tips-01:トルクを最小限に抑えたゼロトルク設計でブレないストロークが実現
大型ヘッドの高慣性モーメントがもたらす安定性と再現性。「トルク(ねじれ)を抑えてフェース面をスクエアに保てる方向安定性に加え、直進性も進化しています」。
Tips-02:スムーズなコロがりを生む複合素材によるインサート
サーリンとアルミニウムの複合素材『PURE ROLL™』インサートを搭載。「なめらかな順回転、オートマティックながら操作性も盛り込めるフィーリングの良さが光ります」
Tips-03:正確な位置にボールをセットできる計算された構造
フェース上部にはボールと等幅のミルド加工を施している。「芯で捉えやすいセンターシャフトとボールを正しくセットできるアライメントデザインでミスヒットを軽減できます」
Tips-04:自然とハンドファーストで打てるこだわりグリップ
重心位置から一直線になるように1度傾けた状態でシャフトを挿したオンセットネック形状。「専用グリップに斜めに挿すことでハンドファーストに構えられるのが斬新ですね」
【テーラーメイド スパイダーZT 】
●ヘッド素材:ソフトステンレススチール(303SS)フロントボディ/アルミニウム(6061)バックボディ/アルミニウム(1070)ソールプレート/内蔵タングステンウェイト(42g)/TSSウェイト×3 ●フェース(インサート)素材:PURE ROLL™搭載3㎜厚インサート/アイオノマー(Surlyn®)/アルミニウム ●ヘッド重量:370g ●ロフト角:2.5度 ●ライ角:70度 ●長さ:33、34インチ ●価格:¥66,000(税込)