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プレーしながら“ゴルフIQ”を高められる! 所属プロ直伝のマネジメント術でスコアアップ間違いなし

目からウロコなゴルフ場ネタをピックアップ。今回はゴルフ場の所属プロならではの、好スコアを出すために有効なコース攻略の考え方について解説する。

配信日時:2024年12月27日 11時45分

池などのハザードは、避けようとするほど罠にはまりやすいという
池などのハザードは、避けようとするほど罠にはまりやすいという

良いスコアを出すにはコース攻略が重要。そこで今回は、池などのハザードが多く、戦略性が高い成田ヒルズカントリークラブ所属の芹澤大介プロに秘訣を聞いた。

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「アマチュアの方で多いのは、ハザードやOBを“避けよう”と考え過ぎて失敗するケースです。例えば、左サイドにハザードやOBがあるときに、アドレスで極端に右を向く人がいますが、これは間違いです。これだと左に引っ張る意識が強くなり、フックが出やすくなります」

ミスを回避するために右を向いたはずなのに、結果的にフックが出てしまったことで、対処法すらわからなくなるのは“ゴルフあるある”だろう。

「大切なのは、目標をしっかり定め“そこを狙うこと”に集中できるかです。また、常にピンまでの最短の距離やルートを目指す人もいますが、罠にはまる危険性があります。ハザードやピンの位置、グリーン形状などによっては遠回りがベストな場合もあるからです。重要なのは“次のショットが打ちやすい所へボールを運ぶ”こと。成田ヒルズでは、攻略のポイントは池になると思います」

【芹澤大介流・コース攻略の考え方のポイント】

■池やバンカーが気になっても避けたいと考えず打つべき目標に集中
例えば、池に入れたくない……と思う人ほど池ポチャになる傾向があります。これは意識し過ぎが原因です。打つべき目標のことだけに集中することが大切です。

■ハザードやOBの位置を考慮してフェアウェイの真ん中を見極める
ハザードの位置などで、コース攻略の真ん中は変わります。例えば、左に池やバンカーがあればフェアウェイ左サイドは頭から消し、フェアウェイの右サイドだけで真ん中を見極めます。

■飛距離だけを常に求めるのではなく次につながるショットを心がける
アマチュアゴルファーは、常に最高の一打を求める傾向が強くミスをしがちです。それよりも、次のショットが打ちやすい場所へボールを運ぶことだけを最優先に考えます。


【スコアメイクの鍵を握るホールの攻略法】

■成田ヒルズカントリークラブ・17番PAR3
池に囲まれた風の影響を受けやすいホール。コの字型のグリーンが特徴で、高低差が大人1人分と大きいため攻略は簡単ではない。ピン位置によってはラインを読むのが難しい。

右から左へ池に向かってグリーンの傾斜がかなり強い。そのため、ティショットは右バンカー少し右上を狙って奥目に打っていく
グリーンが受けているため、右サイドやや奥目にボールを運べば、池に落ちるリスクがない。左にピンがあってもコロがるため寄せられる
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右から左へ池に向かってグリーンの傾斜がかなり強い。そのため、ティショットは右バンカー少し右上を狙って奥目に打っていく

■成田ヒルズカントリークラブ・18番PAR4
ティショットが池超えでプレッシャーがかかりやすいホール。さらにコース左サイドが池に面しており、フェアウェイもグリーンも池に向かって傾斜している。狙いは常に右サイド。

1打目を右サイドに運べば、2打目は池が気にならない。狙いは右バンカーの少し右。グリーンを直接狙うと池に落ちる危険性が高い
1打目は、約230ヤード地点の右サイドのポットバンカー狙い。飛距離が出る人はポットバンカーをドライバーで超えられるし、手前に運ぶのもあり
ピン位置で変わるが、3打目のアプローチも基本は右手前狙い。もしもグリーン奥にピンがあるときは、ミスショットしても右奥のバンカーなら入ってもリカバリーが可能
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1打目を右サイドに運べば、2打目は池が気にならない。狙いは右バンカーの少し右。グリーンを直接狙うと池に落ちる危険性が高い

■成田ヒルズカントリークラブ・9番PAR5
“池越えからの池越え”となる名物ホールで、距離をコントロールしたショットが要求される。

左サイドからの3打目は、グリーンを広く使える。さらに、手前の深いバンカーも気になりにくいため3オンできる確率が高くなる
1打目はフェアウェイ右サイドを狙うのが吉。左サイドは池に落ちるリスクが高い。ティショットで220~230ヤードを打っていこう
2打目はフェアウェイ左サイド狙い。ここからクラブハウスが見えるので、そのセンター付近を狙うと左サイドのベストポジションに運べる
グリーンは左から右の傾斜が強い。そのため、ピン位置にもよるが真ん中やや左に乗せれば寄っていく。無理に右側を狙う必要はない
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左サイドからの3打目は、グリーンを広く使える。さらに、手前の深いバンカーも気になりにくいため3オンできる確率が高くなる

【解説】
芹澤大介
1964年11月29日生まれ。東京都出身。成田ヒルズカントリークラブ所属。1989年からレギュラーツアーに参戦し1992年のJCBクラシック仙台で3位タイに入るなど第一線で活躍。現在はシニアツアーに参戦。

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