コース、景色、サービスよし。元・財閥系の高級クラブは要チェック
旧・甲斐芙蓉カントリー倶楽部。1990年、芙蓉グループ10数社(安田火災、丸紅など)の共同出資による法人会員制クラブとして発足。2010年にシャトレーゼホールディングスの経営となり、コース名も変更された。
手入れが行き届いたコースや施設、洗練されたスタッフのサービスなど高級クラブのよさは健在。レストランのスイーツバイキングなどシャトレーゼ系列ではおなじみのサービスももちろん付いている。
コース設計は函南GC(静岡)、レイクランドCC(栃木)、LPGA開幕戦が行われている琉球GC(沖縄)などを手がけた梅澤弘。
同じ山梨県内のグループコース、シャトレーゼヴィンテージGCと比べるとグッとマイルドな印象で、どのホールもフラットか緩やかな打ち下ろしで極端な打ち上げホールはゼロ。ドッグレッグやウォーターハザードの配置、グリーン形状などで変化をつけたレイアウトとなっており、レベルに合わせてコースを攻略する面白さを味わえる。
ラウンドはキャディ付またはセルフ。全組、GPSカートナビゲーション付の5人乗りリモコン乗用カートを使用する。南アルプスの山々や遠く富士山を眺めながらのプレーは爽快だ。
ロッジはクラブハウスの3・4Fにシングルルームと和室が全26室。広々とした特別貴賓室も2室あり、いずれもメンバー料金の設定がある。
クラブハウスの浴室は敷地内に自噴する天然温泉。これもメンバーや常連客の楽しみになっているそうだ。
直近の会員数は正会員380名。居住地別に見ると山梨県在住者が70%を占め、次いで東京 都在住者が20%と続く。
倶楽部競技は月例競技会、理事長杯、倶楽部選手権、シニア選手権、グランドシニア選手権と、グループコースの代表選手による倶楽部対抗のスクラッチ競技「シャトレーゼグループコース倶楽部選手権」を開催している。
名義書換料は110万円、年会費は44,000円。入会費用のトータル概算は160万円前後で推移している。
メンバーはシャトレーゼグループの山梨、長野、栃木、静岡、岐阜、兵庫県の15コースを優待料金で利用でき、さらにホームコースの特別割引券が送付される。また、同伴ゲストにもグループコースの優待料金の設定があり、接待利用や家族、夫婦での来場も多いそうだ。
山梨県甲斐市内、茅ヶ岳の南斜面に位置し、年間降水量が少なく雪はほとんど降らないという好ロケーション。付帯施設が整い、高原リゾートの雰囲気も楽しめるので予算が合えばセカンドコースとして所有するのもいいだろう。
※文中の金額はすべて税込
基本情報
甲斐ヒルズカントリー倶楽部
http://www.kaihills.jp/
山梨県甲斐市団子新居1927-4
TEL:0551-23-0222
開場日:1990年10月10日
コース設計:梅澤 弘
アクセス
・車
中央道/韮崎ICから7Km約15分、双葉スマートICから10Km約20分
・電車
JR中央本線/甲府駅からタクシー約30分。送迎あり(1日1便・1週間前までの完全予約制・定員2~9名)
ヤーデージ
18ホール パー72
バック 6,872Y
レギュラー 6,367Y
レディス 5,730Y
コースレート72.1
会員権価格など詳しい最新情報
甲斐ヒルズカントリー倶楽部
情報提供:明治ゴルフ