桃太郎伝説の地で時の人、隈研吾氏が設計したクラブハウス
岡山空港から約20分、新幹線停車駅の岡山駅から約40〜50分、倉敷市内からもアクセスが良い位置にあるゴルフ場。鬼ノ城山(きのじょうざん)の麓に広がる同GCだが、「鬼ノ城山」とは桃太郎伝説の基となったといわれる「吉備津彦命(きびつひこのみこと)の温羅退治(うらたいじ)」という伝説で、温羅という鬼が住んでいたとされる山城だ。
有名な伝説が生まれたこの地にあるゴルフ場のクラブハウスを設計したのは、有名建築家家の隈研吾氏。いよいよ1年後に完成予定となる2020年の東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場の新国立競技場「杜のスタジアム」を設計した、まさに時の人だ。
隈氏がどのような思いを込めて設計したクラブハウスなのかひも解いていこう。
田邊真海(たなべ まさみ)支配人のナビゲーションでクラブハウスの魅力をお届け。
〜支配人ナビゲーション〜
最初、クラブハウスのコンセプトを考えたときに『初めてみるけど懐かしい』、『歴史と伝統を感じさせる』クラブハウスにしたいと考え、何人かの建築家に依頼して設計図を書いてもらいましたが、イメージにふさわしいデザインがなく、どうするべきか悩んでいました。
同時期に、ゴルフ雑誌でクラブハウスを探訪するコラムを書いていた隈氏のことを知りました。世界中のクラブハウスを見ている氏に聞けば答えが出るはずだと、隈氏のもとを訪れ『以上のようなコンセプトのクラブハウスを作りたいが誰に依頼をすればいいか?』と質問したところ、隈氏本人から『私に造らせてください』といわれ、隈氏に依頼する運びになりました。
隈氏は鬼ノ城ゴルフ倶楽部の敷地に立ってその美しい山々を眺めたときに、旧帝国ホテルを設計した敬愛する有名建築家フランク・ロイド・ライト氏の、『建築は有機的でなければならない』という言葉が頭に浮かんだそうです。つまり、『建築は生き物のように、できる限り自然と類似した存在であるべき』ということを想起したそうです。そのため、当倶楽部のクラブハウスのコンセプトは『自然との調和』。鬼ノ城の自然に溶け込む空間を創造することになったのです。
有名建築家の隈氏の作品ということもあり、建築学を選考している大学生が『隈氏の設計を勉強したいのでクラブハウスを見学させてください』と訪問に来られることもあります」
アメリカの有名な建築「落水荘」の建築法を取り入れた、鬼ノ城の自然に溶け込む外観
自然素材が使われ、無限の空のような開放感ある内観
コースの特長
勇気を持って危険に挑み、成功した際は報酬(バーディー、イーグル)が待っている。狙い場所をきちんと狙っていけば簡単なショットが打てるという、非常に戦略性の高い18ホールとなっている。
〒719-1101
岡山県総社市奥坂666
TEL: 0866-99-8010
アクセス
【車】
山陽自動車道・岡山総社5km以内
岡山自動車道「岡山総社I.C」下車
【電車】
JR岡山駅からJR吉備線で足守駅下車、約30分(230円)
タクシーで足守駅から約5分(約1,300円)
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写真提供:
鬼ノ城ゴルフ倶楽部
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