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全米オープンで起こった“ミケルソン問題”アリ?ナシ?

周りのゴルファーはあんなことやこんなこと、どう思ってる?何でもアンケートの結果からゴルファーのホンネに迫る!

配信日時:2018年7月4日 12時00分

“ミケルソン問題”、擁護派が3割と予想よりも多い結果に(写真:岩本芳弘)
“ミケルソン問題”、擁護派が3割と予想よりも多い結果に(写真:岩本芳弘)

ナシと答えた人が全体の7割という結果に

今回のテーマは「全米オープンで起こった“ミケルソン問題”アリ?ナシ?」
※アンケート回答期間
6月21日〜6月28日。回答者609人、コメント数104件。

全米オープンで起こった“ミケルソン問題”アリ?ナシ?
反対派…71%

擁護派…29%


詳しいアンケート結果はこちらから

今年の全米オープンの3日目、まさにゴルフ界を揺るがす事件が起こりました。
主役はこの日、48歳の誕生日を迎えたフィル・ミケルソン。米国男子ツアー通算43勝、メジャー大会通算5勝の超ベテランが取った問題行動に、世界中で多くの賛否両論の声が上がりました。

舞台は13番パー4。ミケルソンがパットを放ちますが、球はカップ横をすり抜け、スピードを増して下り傾斜を転がっていきます。その瞬間、何を思ったのかミケルソンが小走りにボールに向かい、まだ転がっている球をカップめがけて打ってしまったのです。結果的にルールに抵触するとして2罰打が科され、ミケルソンはこのホールを「10」としました。

ミケルソンはホールアウト後、「2ペナルティと“分かって打った”。ルールを戦略的に使うこともある」とコメント。また、緊急会見を行った全米ゴルフ協会(USGA)も「ルールに従って正しい処置をしたまでだ」として、あくまでも2罰打のみを主張しました。

この問題に対してALBA.Netユーザーにアンケートを採ったところ、ルールを使って故意に動いているボールを打ったミケルソンに対して反対派が約7割、擁護派が約3割という結果となりました。

プロゴルファーとして、そして一人の人間としての行動としてよくない

反対派から多く聞かれたのは、ルール以前のマナーを問う意見。「トッププロはプレースタイルもプロであるべき」、「紳士のスポールであるゴルフの原則に反する行為」、「同伴競技者は見ていて不快になると思う。一人の人間としてやってはいけない行為」など、プロゴルファーとして、そして一人の人間がする行動としていかがなものかと多くの厳しい声が上がりました。

また、ミケルソンという世界中のゴルファーのお手本であるべき存在が取るべき行動ではなかった、と失望した人も多いようでした。

ルール上は問題ない行動

擁護派から上がったのは「ルール上は正しく、2罰打の処罰で問題ない」という声。ほかにも「コースセッティングが超難関と言われている中でやってしまった心情は理解できる」というコメントも上がりました。

さらに「全米ゴルフ協会(USGA)が決めたことに対して処罰を受ける。それで十分ではないか」という意見も。ミケルソンに対する処罰を決めるのは全米オープンを主催しているUSGA。そのUSGAが決めた処罰をミケルソンが受けたのだから、この事件は終わり、騒ぐ必要はないと考えている人も多いようです。

ミケルソンは事件当日、開き直りともとれるコメントをしていましたが、しばらくして自身のプレーに対して「自分がした行為は恥ずべきことだと思うし、失望している。本当に申し訳ない」と謝罪コメントを発表。前代未聞の“ミケルソン問題”は擁護する声も予想以上に多かったですが、トッププロのプレースタイルとしてはあまり見たくなかった行為なのは確かです。今度は感動を与えてくれるプレーで、私たちゴルフファンを魅了してほしいですね!

最後に皆さんからのコメントを紹介します!

・(反対派)ゴルフは個人競技であり、それゆえに決まり事は自らしっかりと守り、他の人から批判されるようなことは厳に慎まなければならないと成り立たないゲームだと思います。

・(反対派)止まっているボールを打つ競技である以上、故意はダメだと思います。ルール上の罰則を受けたからいいとの考えもありますが、プロがやったシーンは見たくなかったです。

・(反対派)罰打ではなく失格にすべきだったと思います。 ミスや間違いは仕方がありませんが、確信犯はいかがなものでしょうか。

・(擁護派)ルールなら問題ない。問題に感じるようなので、ルールを改正すればいいのではないでしょうか。

・(擁護派)謝罪もしているし、選手としての信頼も低下したと思います。彼には多くの批判的意見が制裁になると思うので、これ以上騒ぎ立てるのは、もういいのではと思います。

・(擁護派)プロとしていかがなものかと思う行動でしたが、USGAが下した処罰に従えばいいと思います。

では次回もお楽しみに〜。
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Text by Maaya Yamada

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