外側、内側ともセルフメンテナンスで
気持ちよく使える
キャディバッグの大手卸メーカーにメンテナンスのノウハウを聞いてみました。
ゴルフショップで売られている合成皮革用のクリーナーを使うのがいいのですが、それが面倒なら、水で薄めた中性洗剤を、タオルに浸して、しぼってからこすれば、ある程度の汚れはきれいになります。ただ最初にキャディバッグの隅、目立たないところでお試しをすること。製品によっては色が落ちることもあるので。ふき取り終わったら乾拭きをしておく。土や芝による汚れなら、1〜2週間経過したあとでもきれいになります。また表面がツルっとしているのではなく、繊維状になっているタイプは、繊維の中に汚れが入り込んでしまったら、もうお手上げですね。あと素材の特性上、シンナーやベンジン、アルコールを使うのは素材を傷めたり、色落ちにつながるのでNGです。
見落としがちなキャディバッグの内側もかなり汚れています。まずはひっくり返して、たまったゴミを出し、長い棒の先や使わなくなったクラブのグリップに布を巻きつけて汚れを拭きとる。最後にポケットの中と合わせてファブリースなどを吹きつけておけば、ニオイにもケアもできます。
大きいからと邪険に扱わないで
キャディバッグが喜ぶ居場所
それとよく尋ねられるのが、購入直後、フードに入っている深いシワ。これはエナメル加工や繊維状のタイプは除き、ドライヤーやファッションスチーマーの風を遠めからあてることで、ある程度までは伸ばすことができます。あと宅配便で送るときには業者のビニールケースだけでなく、トラベルカバーをきちんとつけること。クルマの相乗りで出かけるときの、トランクへの積み込みは大きくて重そうなキャディバッグを下に積み込むこと。こういったこともキャディバッグのメンテナンスとしては忘れないでほしいです。