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プレー後の風呂に入らないならこんなニオイ対策

コロナによる生活の変化はゴルフライフにも及んでいる。これまではスルーしていたようなモノ、コトが、ゴルファーにとって見落とせないトピックスになっている。

配信日時:2020年8月12日 08時00分

煩わしいコロナのことが気になって、ラウンドの後、クラブハウスのお風呂はスルーして、そのまま帰宅するゴルファーが増えている。ところが季節は夏真っ盛り。気になる汗のニオイを抑えるにはどうすればいいか? その対策法を、三鷹はなぶさ皮膚科の花房火月先生に教えてもらった。

汗は無臭なのでニオイを防ぐには雑菌を繁殖させないこと

汗臭さの原因は、大量に汗をかくためではありません。汗そのものには、ほとんどニオイはなく、汗に含まれる遊離脂肪酸が雑菌で分解されてニオイに変化するのです。つまり、雑菌を抑えることができれば、汗のニオイも減らすことができるわけです。

雑菌を抑えるには、肌を清潔に保つのが理想と言えます。プレー中であれば、こまめに汗を拭いたり、ハーフでウエアを着替えたり、必要に応じて制汗剤を使うのも効果があるでしょう。しっかりと汗をケアすることが大切です。

ニオイの最大の原因となる、アポクリン腺からの汗の分泌量は人によって異なります。ですが、適正体重を維持することや、アポクリン腺の多いワキなどを清潔に保つことで改善することはできます。また、適度に運動をして、汗をかく習慣がつけることも、よりニオイを防ぐことにつながるのです。

ゴルフの1日でニオイにつながる雑菌を防ぐ4ポイント

1/朝はシャワーを浴びて寝汗を流そう
朝起きると、寝汗でびっしょりとなる真夏。睡眠中には約500mlの汗をかくといわれている。そこで雑菌が増えればニオイのもとになる。朝起きたら1分間でもシャワーを浴びれば、肌を清潔に保てる。汗はラウンド中だけのものではないのだ。

2/ラウンド中は濡れタオルでワキや首を拭こう
汗をかいたら“ 臭う前に拭く”がニオイ対策のポイント。汗の溜まりやすい部分を濡れたタオルで拭くことで、皮膚についた雑菌が取れやすくなる。ただし、濡れタオルは雑菌がつきやすいのでこまめに洗いたい。

3/ハーフターンでキャップからソックスまで全身着替え
ウエアにしみこんだ汗が乾くと雑菌が繁殖してニオイのもとになる。ハーフターンで着替えれば、昼食のときに体を冷やす心配もない。着替えるときには、しっかりと汗を拭き取って、新しいウエアにニオイがうつらないようにする。

4/防臭効果があるウエアを試してみる
汗をかいていないのに、ウエアに染みついたニオイが原因となり、悪臭を発することも少なくない。それらを防ぐ防臭機能をもったウエアはスグレモノだ。
ハイドロ銀チタン アンダーVネック ノースリーブ/汗の臭いのもととなる汗のニオイのもととなるたんぱく質を分解する加工が施された機能性アンダーウエア。¥3,400

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まだある、ニオイを防ぐための汗とのつき合い方

プレー前は制汗剤、プレーのあとはデオドラントを上手に使う
汗を抑える制汗剤はプレーの前に、雑菌の繁殖を防ぐデオドラントはプレーの後に適したアイテム。ただし、どちらの効果も期待できる商品も多く、スプレーやクリームなど種類もさまざま。肌に合ったものを選びたい。

前日はアルコールやニンニクの摂取は控える
アルコールやニンニクには、ニオイのもとになる成分が含まれており、翌日の汗のニオイがきつくなる。そのためプレーの前日の摂取は控えるのがベスト。

普段から汗をかいていれば、ニオイは少なくなる
運動をするなどして、普段から汗をかく習慣があれば、水分の多いサラリとした汗で常在菌の繁殖が抑えられるので、ニオイも少ない。ところが、普段から汗をかくことがあまりない人は、ベタベタした汗になりやすく、皮膚表面の雑菌が繁殖しやすいためニオイが発生する。


イラスト/タカセマサヒロ 画像/Getty Images

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